介護士に向いている人は?

介護といえば3Kと言われるほどイメージがよくない世界になってきています。給料が低く、仕事がきつく、休みが少ない、これならなんであ働いているか分からない、そんな人も多くいるようです。しかし、超高齢化社会で、4人に1人は65歳以上の高齢者という世の中になるので、この職種の需要は必ずいります。
ざっくりというと、施設または在宅で介護を支援する仕事です。入浴や排せつ、食事など身の回りの世話を行い、できるだけ自立した生活が送れるように手助けをする仕事です。
就業場所は、特別養護老人ホームや介護施設、身障者のための施設、児童福祉施設などがあります。またサービスも多様化しており、通いのデイサービス、宿泊のショートステイ、訪問のホームヘルパーといったサービスなどがあり、それぞれの介護士にはそれぞれに対応できるスキルと知識が求められています。
最近では、小規模多機能型居宅介護施設など新たな形態の介護施設が誕生し、通い(デイサービス)、宿泊(ショートステイ)、訪問(ホームヘルパー)を一つの事業所で運営する地域密着型サービスなどがあり、介護士もそれに対応しなければなりません。

人の役に立ちたいという思いがあり、介護される人の悩みを理解できる人が向いているでしょう。つらいことも多いですが、人に役立っているという感覚が直に得られるかけがいのない仕事です。
介護士をしばらくつづけていると、ケアマネージャーなども目指せます。実務経験を5年以上積んだ後に、介護を必要としている人や家族からの相談を受け、介護のケアプランの作成を行う仕事です。高齢者福祉の現場では介護保険施設における生活相談員、障害者福祉の現場では障害福祉サービス事業所の生活支援員など、様々な職種に広がりがあり、活躍の場が広がっています。

正社員の月給は全国平均で手取り月15万円~17万円前後、年収にすると250万円~300万円ほどと言われています。派遣で時給1200円ほどでやっていれば、週4日ほどでも可能な額です。
正社員の場合、通常の日勤に加え、月に数回、夕方~翌朝までの夜勤もしなくてはなりません。夜勤などがあると生活リズムも崩れるので、休みもなくなってしまいます。その点、派遣なら、希望時間で働けるので無理なくできます。
宿泊のショートステイの夜勤なら、以外とやってみたら楽だったなんてこともあるかもしれません。